Nexfit for Animal「最近、階段の前で立ち止まるようになった」「抱っこをせがむことが増えた」——そんな変化に気づいたら、それは単なる「年のせい」ではなく、足腰を支える筋力や筋膜のしなやかさが少しずつ変化しているサインかもしれません。今回は、シニア期の犬に見られやすい動きの変化と、ご自宅で無理なくできる負担軽減の工夫について解説します。
年齢を重ねた犬は、若い頃と同じように動いているつもりでも、足腰への負担が大きくなっていることがあります。変化はとても緩やかに進むため、「なんとなく元気がない」「少し慎重になった」程度に見えて、見過ごされてしまうことも少なくありません。次のような様子は、体の変化を教えてくれる大切なサインです。
ひとつひとつは些細な変化でも、複数が重なって見られるようになったら、体の使い方そのものが変わり始めているサインとして受け止めてあげたいところです。
関節を安定させ、衝撃をやわらげる役割の多くは、関節そのものだけでなく周囲の筋肉と、筋肉を包む筋膜が担っています。加齢とともに筋肉量や筋膜のしなやかさが少しずつ変化すると、同じ動作でも足腰への負担が大きくなりやすいと考えられています。特に後ろ足でしっかり踏ん張る力は、階段の上り下りや立ち上がり動作に直結するため、変化が現れやすい部分のひとつです。また、活動量が落ちることでさらに筋肉を使う機会が減り、負担が大きくなりやすい状態がゆるやかに進んでしまう場合もあります。日頃から後ろ足の踏ん張りや歩き方の変化に目を向けておくことが、早めの気づきにつながります。
急に足を引きずる、後ろ足が崩れるように座り込む、片側だけ明らかに様子がおかしい、痛がって鳴くといった変化が見られる場合は、筋力低下だけでなく他の病気が隠れている可能性もあります。自己判断で様子を見続けず、早めに動物病院を受診してください。
大きな設備を用意しなくても、日常のちょっとした工夫で足腰への負担を減らすことができます。できることから少しずつ取り入れてみてください。
動きを制限しすぎるとかえって筋力の低下を早めてしまうこともあります。獣医師に相談のうえ無理のない範囲で、平坦な道でのゆったりとした散歩を続け、体を動かす習慣を保つことが大切です。急な坂道や長時間のジャンプを伴う遊びは避けつつ、毎日決まった時間に短めの散歩を続けることが、筋力維持につながります。また、体を優しくなでる・さするといったスキンシップは血行を促し、飼い主さんとの信頼関係を深める時間にもなります。
毎日一緒にいるとかえって変化に気づきにくいこともあるため、週に一度は意識的にチェックする時間を作るのもおすすめです。立ち上がる瞬間の様子、階段での足の運び方、伏せる姿勢の崩れ方などを見比べておくと、小さな変化にも早く気づきやすくなります。気になる点があればメモや写真に残しておくと、動物病院を受診する際にも役立ちます。
「最近、体の使い方が変わってきた気がする」というときは、犬の体に触れて筋肉や皮膚の状態を丁寧に確認するケアも選択肢のひとつです。横浜市都筑区センター南のNexfit for Animalでは、道具を使わないアニマルオールハンド筋膜リリース整体で、愛犬の体の変化に寄り添っています。整体は医療行為ではありませんので、病気やケガが疑われる場合は動物病院にご相談ください。