Nexfit for Animal「最近、散歩の途中で座り込むことが増えた」「前足を突っ張るように歩く」「伏せから立ち上がるときに少しもたつく」——愛犬の足腰というと後ろ足に目が向きがちですが、実は犬の体重の多くを支えているのは前足と肩まわりです。今回は、見落とされやすい前足・肩まわりのこわばりのサインと、ご自宅でできるやさしいケアのポイントを解説します。
犬は頭が大きく重く、首から胸にかけて体の重心が前寄りにあります。そのため、ただ立っているだけでも体重のおよそ6割が前足にかかっていると一般的に言われています。さらに、階段や坂道を下るときには前足への負担が一段と大きくなります。
もうひとつの特徴が、犬には人のような「鎖骨」がほとんどないことです。前足と胴体は骨同士の関節でつながっているのではなく、胸や肩甲骨まわりの筋肉と、それを包む筋膜によって吊り下げられるように支えられています。つまり、前足を支える仕組みそのものが「筋肉と筋膜頼み」なのです。こうした構造上、胸・肩・わきの下あたりの筋肉は日常的に働き続けており、疲れやこわばりがたまりやすい部分だと考えられます。
肩まわりのこわばりは、痛がるような分かりやすい形では現れにくく、「動き方のクセ」として少しずつ表れることが多いものです。次のような様子がないか、日頃から見てあげてください。
とくに、後ろ足の筋力が落ちてきたシニア期の犬は、その分を前足でかばうように体を使うことがあり、前足・肩まわりの負担がさらに大きくなりやすいと考えられます。
急に前足を引きずる、足を地面につけずに浮かせている、触ると痛がって鳴く、関節が腫れている・熱をもっているといった場合は、こわばりではなく関節や骨、神経のトラブルが隠れている可能性があります。自宅ケアで様子を見るのではなく、早めに動物病院を受診してください。
ご家庭では「ほぐそう」と力を入れるよりも、愛犬がリラックスできる範囲で、手のひら全体でやさしく触れることを大切にしてください。
嫌がるそぶりを見せたら、すぐに中止してください。ケアの時間は1回数分、愛犬が気持ちよさそうにしている範囲で十分です。
毎日の環境を少し見直すだけでも、前足にかかる負担はやわらげやすくなります。
「前足の出方が変わった気がする」「肩まわりが硬く感じる」というときは、犬の体に丁寧に触れ、筋肉や皮膚の状態を確かめるケアも選択肢のひとつです。横浜市都筑区センター南のNexfit for Animalでは、道具を使わないアニマルオールハンド筋膜リリース整体で、胸・肩・前足まわりまで愛犬のペースに合わせて触れていきます。感じ方には個体差があります。整体は医療行為ではありませんので、病気やケガが疑われる場合は動物病院にご相談ください。