Nexfit for Animalパグ、フレンチ・ブルドッグ、ボストン・テリア、シー・ズー、ペキニーズ——鼻の短い「短頭種」は、愛らしい表情で人気の犬種です。短頭種というと呼吸や暑さへの注意がよく知られていますが、実は呼吸のしづらさは首・胸・肩まわりの体のこわばりとも深く関わっていると考えられます。今回は、短頭種ならではの体の特徴と、呼吸と体の両面から見た日常ケアのポイントを解説します。
短頭種は、頭の骨が前後に短く、鼻から喉にかけての空気の通り道が狭くなりやすい骨格をしています。そのため、ほかの犬種と比べて呼吸に余分な力が必要になりやすく、いびきや「ブーブー」という呼吸音が見られることも少なくありません。
また、フレンチ・ブルドッグやパグに代表されるように、頭が大きく胸幅が広い、がっしりとした体つきの犬種が多いのも特徴です。重心が前寄りになりやすく、首・胸・前足まわりで体を支える場面が多くなります。
空気を取り込むのに力が必要な状態が続くと、首や胸まわり、肩の筋肉が呼吸を手伝うように働き続けると考えられています。人でも、息苦しさを感じると肩が上がり、首や胸が緊張するのと似たイメージです。
こうした状態が日常的に続くと、首から胸、肩甲骨まわりの筋肉や筋膜がこわばりやすくなり、さらに胸まわりが動きにくくなる……という悪循環に陥る場合もあります。「呼吸のケア」と「体のケア」を別々に考えるのではなく、ひとつながりのものとして見てあげることが、短頭種と快適に暮らすヒントになります。
犬は主に口を開けてハアハアと呼吸することで体の熱を逃がしますが、空気の通り道が狭い短頭種はこの仕組みがうまく働きにくく、ほかの犬種より暑さの影響を受けやすいとされています。秋でも日中は気温が上がる日があるため、季節を問わず気温と湿度を確認してから散歩に出かけましょう。
散歩は涼しい時間帯に、短めの時間を複数回に分けるのがおすすめです。はしゃいで興奮しすぎると呼吸が荒くなりやすいため、途中で休憩を挟み、落ち着くのを待ってから歩き出しましょう。
舌や歯ぐきが紫色っぽくなる、ゼーゼーと苦しそうな呼吸が落ち着かない、ぐったりして動かない、ふらつく・倒れるといった様子が見られる場合は、命に関わる状態の可能性があります。様子を見ずに、すぐに動物病院を受診してください。また、いびきや呼吸音が以前より大きくなったと感じるときも、早めにかかりつけの動物病院にご相談ください。
短頭種の体は、首・胸・肩まわりに負担がたまりやすいつくりをしています。横浜市都筑区センター南のNexfit for Animalでは、道具を使わないアニマルオールハンド筋膜リリース整体で、呼吸の様子を見ながら首や胸まわりにもやさしく触れていきます。感じ方には個体差があります。整体は医療行為ではありませんので、呼吸の異常や病気が疑われる場合は動物病院にご相談ください。