Nexfit for Animal気温が上がる季節、犬にとって熱中症は命に関わる緊急事態です。人と違い、犬は体温を下げるのが苦手。「まだ大丈夫」と思っているうちに、体の中では危険なほど熱がこもっていることがあります。ここでは、なぜ犬が熱中症になりやすいのか、そのしくみと、今日からできる具体的な対策を、できるだけ根拠を示しながらまとめました。
人は全身の汗で体温を下げられますが、犬の汗腺は肉球や鼻など一部にしかありません。犬の主な放熱手段は「パンティング(ハアハアという浅い呼吸)」ですが、これは高温多湿の環境では効率が大きく落ちます。さらに、被毛におおわれ、体高が低く地面の照り返しを受けやすいことも重なります。
とくに短頭種(フレンチブルドッグ、パグ、シーズーなど)は気道が狭く、放熱がうまくいきません。シニア犬・子犬・肥満気味の子・心臓や呼吸器に持病のある子も高リスクです。
犬の平熱はおよそ38.3〜39.2℃。体温が41℃を超えると臓器へのダメージが進むとされます。英国の大規模診療データベース研究(VetCompass, 2020)でも、短頭種は熱関連疾患のリスクが有意に高いことが報告されています。
夏の日中、アスファルトは気温よりはるかに高温になります。気温30℃の日でも路面は50℃前後に達することがあり、地面に近い犬は全身で熱を浴び、肉球をやけどすることも。人が手の甲を路面に5秒当てて熱ければ、散歩は避けるサインです(5秒ルール)。
涼しい場所へ移し、常温〜ぬるめの水で体(とくに首・脇・内もも)を濡らして風を当てます。氷水での急冷は血管が収縮して逆効果になることがあるため避けます。少しでも様子がおかしければ、体を冷やしながらすぐに動物病院へ。車内の短時間の留守番も厳禁です。
暑さで動きが減ると、筋肉はこわばりやすくなります。私たちのアニマルオールハンド筋膜リリース整体は、涼しい室内で、その子のペースに合わせて体をやさしく整えるコンディショニングです。夏バテ気味で動きが鈍いと感じたら、無理のない範囲でのケアもご検討ください。
本記事は一般的な情報であり、診断・治療に代わるものではありません。体調や持病については、かかりつけの動物病院にご相談ください。整体は医療行為ではありません。